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2024年MLBシーズンが佳境を迎える中、ナショナルリーグの本塁打王争いが激化している。これまでトップを走っていた大谷翔平(ドジャース)を抜いて、フィリーズのカイル・シュワバーが単独首位に躍り出た。40本塁打を放ったシュワバーは、今季初めて本塁打ランキング1位の座に就き、50本塁打の大台も射程圏内に入っている。一方、新人ながら23本塁打を記録するニック・カーツ(アスレチックス)の快進撃や、負傷から復帰したアーロン・ジャッジ(ヤンキース)の動向など、本塁打王争いの行方は混沌としている。本記事では、最新の本塁打ランキングと各選手の状況を詳しく解説し、残りシーズンの展望を探る。
MLBナショナルリーグ本塁打ランキング最新情報

シュワバーが初の首位獲得、50本塁打への挑戦
カイル・シュワバー(フィリーズ)が40本塁打を放ち、ナショナルリーグ本塁打ランキングで初めて首位に立った。これは彼にとって今季初の快挙であり、直近のランキングでは9位、4位、1位と急激な順位上昇を見せている。
シュワバーの驚異的な成績の背景には、6月以降の好調ぶりがある。過去39試合で18本塁打という驚異的なペースで本塁打を量産しており、この調子が続けば自身初の50本塁打達成も現実味を帯びてきた。フィリーズファンにとって、かつてライアン・ハワードが記録した球団記録58本塁打への挑戦も期待される状況だ。
大谷翔平は3位に後退も安定した成績をキープ

大谷翔平(ドジャース)は現在3位に位置している。ドジャース移籍1年目で安定した成績を残しており、ナショナルリーグでの本塁打王タイトル獲得に向けて着実に歩みを進めている。前回のランキングでは2位だったが、シュワバーとカーツの躍進により順位を落とした形となっている。
それでも大谷の打撃フォームと技術力は健在で、残りシーズンでの巻き返しは十分可能だ。特に投手復帰を控えている中での打撃成績維持は、二刀流としての価値をさらに高めている。
新人カーツの歴史的快進撃
アスレチックスのニック・カーツが2位にランクインしたことは、今季最大のサプライズの一つと言えるだろう。76試合の出場で23本塁打、62打点、打率3割4厘という驚異的な成績を残している。
特に注目すべきは、7月25日の1試合4本塁打という歴史的な記録だ。新人がシーズン中に4本塁打を記録するのは極めて稀で、カーツの名前はMLB史に刻まれることとなった。
アメリカンリーグの状況と注目選手
ジャッジの復帰と今後の展望

右肘の故障で負傷者リスト入りしていたアーロン・ジャッジ(ヤンキース)が4位にランクインしている。2022年にアメリカンリーグ記録となる62本塁打を記録した強打者の復帰は、本塁打王争いに新たな変化をもたらす可能性が高い。
ジャッジの復帰により、ヤンキースの攻撃力向上とともに、個人タイトル争いも一層激化することが予想される。
ローリーの記録への挑戦

カル・ローリー(マリナーズ)は前回3位から8位にランキングを落としたものの、両リーグ最多となる42本塁打を記録している。捕手としての本塁打記録更新への挑戦は、MLBファンの注目を集め続けている。
2025年のホームランダービーで史上初の捕手優勝を果たしたローリーは、レギュラーシーズンでもその実力を証明し続けている。
本塁打ランキング上位10位(最新版)
現在の本塁打ランキング上位10位は以下の通り:
- K・シュワバー(フィリーズ) – 40本塁打
- N・カーツ(アスレチックス) – 23本塁打
- 大谷翔平(ドジャース) – 39本塁打
- A・ジャッジ(ヤンキース) – 37本塁打
- K・ストワーズ(マーリンズ)
- J・ラミレス(ガーディアンズ)
- M・マチャド(パドレス)
- C・ローリー(マリナーズ) – 42本塁打
- B・ビシェット(ブルージェイズ)
- J・デュラン(レッドソックス)
前回からの順位変動
前回のランキングと比較すると、大きな変動が見られる:
前回順位:
- ジャッジ → 4位に後退
- 大谷 → 3位に後退
- ローリー → 8位に大幅後退
- シュワバー → 1位に大躍進
この変動は、各選手の調子の波と負傷の影響を如実に表している。
残りシーズンの展望と予測
50本塁打達成の可能性
シュワバーが現在のペースを維持できれば、自身初の50本塁打達成が現実的となってくる。6月以降の好調ぶりを考慮すると、フィリーズの playoff 進出とともに個人記録更新への期待も高まる。
大谷翔平の巻き返し
投手復帰を控える大谷だが、二刀流としての負担を考慮してもなお、本塁打王獲得への可能性は十分残されている。ドジャースの強固な打線の中で、より多くの得点機会を得ることができれば、逆転も十分可能だ。
新人王争いとカーツの行方
カーツの23本塁打は新人としては驚異的な数字だ。アメリカンリーグ新人王の有力候補として、残りシーズンの活躍が注目される。特に、シーズン25本塁打達成となれば、近年の新人記録としても注目に値する。
まとめ
2024年MLBシーズンの本塁打王争いは、シュワバーの首位浮上により新たな展開を見せている。大谷翔平の安定した成績、新人カーツの歴史的快進撃、そして復帰したジャッジの巻き返しなど、残りシーズンは目が離せない状況が続く。
各選手の健康状態とチーム状況が最終的な順位に大きく影響することは間違いなく、ファンにとっては最後まで楽しめるシーズンとなりそうだ。特に、50本塁打の大台達成や個人記録更新への挑戦は、MLB史に新たな1ページを加える可能性を秘めている。